高血圧患者の悩み 飲み忘れなど服用関係多く 「治療はいつまで」と将来不安も MCN調べ

公開日時 2015/09/03 03:50
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医療調査会社のマクロミルケアネット(http://www.macromillcarenet.jp/)がこのほど、高血圧患者の薬物治療をめぐる悩みで最も多いのは「服用回数が多い」など服用に関するものだったとの分析結果をまとめた。これに次いで多い悩みは「治療がいつまで続くのか」「先が見えない」など将来への不安だった。

文末の関連ファイルに、薬物治療をめぐる高血圧患者の悩みに関する資料を掲載しました(9月7日まで無料配信、その後はプレミア会員限定コンテンツになります)。

同社は6月18日~19日に、生活習慣病や消化性潰瘍、うつ病など慢性的な薬物治療が必要となる慢性疾患患者を対象に服薬アドヒアランスを調査した(有効回答数1131人)。この調査結果はミクスOnline7月14日付ニュースとして配信した。

今回、同調査に回答した高血圧患者155人(平均年齢61歳、平均服薬数3.4剤)を抜き出し、薬物治療に関する悩みを聞いた自由回答を分析した。設問に答えた患者は50人、挙げられた53件の悩みをカテゴリー分類(=アフターコーディング)した。

その結果、高血圧患者の悩みの上位3つは「服用に関して」26%、「将来への不安」23%、「費用」19%――だった。なお、慢性疾患患者全体の悩み(502人、537件)の上位3つは、「服用に関して」24%、「副作用」20%、「治療効果」16%――で、高血圧患者では将来不安や費用を悩みに挙げる割合が多いことが特徴といえそうだ。

■治療効果に疑問もつ患者も

高血圧患者の悩みのうち「服用に関して」では、「だんだんと薬の数や飲む回数が増えてくると、飲み忘れのケースが多くなる」(男性、70代)、「1日3回の薬があると飲み忘れる時もあるので1日1回の薬があるといい」(女性、60代)など、飲み忘れにつながる1日の服用薬剤数や回数を指摘する内容が散見された。

「将来への不安」については、「薬をやめられないのではないか」(男性、50代)、「永遠に飲まなければならないのかと考えると気が重くなる」(女性、50代)など、薬物治療の終了を見通せない状況への不安が垣間見える。「費用」に関しては、「費用が高くつく」(男性、50代)、「ちょっと高いと感じてはいるが、後発品がないそうなのでしょうがないか」(男性、60代)といった内容が見られた。

また、高血圧患者の悩みの4位が「治療効果」だった。「効果が実感できない」「不必要かもしれない」とあり、患者が納得して治療参加するための説明や資材提供の機会を多くもつ必要性が示唆された。

次回は脂質異常症患者の薬物治療をめぐる悩みについて紹介します(9月10日配信予定)。

 

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