インテグリティ・ヘルスケア オンライン診療で日医クラウド版ORCAと提携

公開日時 2018/03/29 03:50
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インテグリティ・ヘルスケア(武藤真祐代表取締役会長、東京都中央区)は3月29日、日本医師会ORCA管理機構の「日医標準レセプトソフト クラウド版」(クラウド版ORCA)とオンライン診療でシステム連携すると発表した。同社が開発したオンライン診療システム「YaDoc」と、クラウド版ORCAがつながることで、18年4月から保険適用となるオンライン診療の適切な普及を図る。なお、レセプト標準ソフトORCAは全国薬1万7000施設の医療機関で利用されており、17年10月からクラウド版のサービス提供を行っている。


2018年4月実施の診療報酬改定では、ビデオチャット等の利用で対面診療を補完するオンライン診療について保険適用することが決まった。同社が開発した「YaDoc」は、今回のオンライン診療の保険導入を前提に、2017年4月から行った福岡市の実証事業で用いられたシステム。福岡市内の医療機関で試行運用し、その有用性の評価と安全運用に向けたルールを検討し、厚労省への提言を行った。機能として、「モニタリング」、「オンライン問診」、「オンライン診療」の3つを有し、通院困難な患者の対面診療の補完や、かかりつけ医の機能強化、診療の質の向上などを図ることを目的とする。


一方、日医標準レセプト標準ソフトORCAはすでに17年間の運用実績があり、電子カルテなど医療情報関連のICTシステムとの連動や、地域医療連携・多職種連携への参画が容易にできるのが特徴。クラウド版の導入は昨年秋から。YaDocとの連携により、クラウド版ORCAに登録されている患者情報を取り込むことができ、オンライン診療が可能となる。

◎武藤会長「オンラインとオフラインの組み合わせで新しい医療が組み立てられる」

同社の武藤真祐会長は3月28日に開催されたプレス向け説明会で、「これまでの対面診療に、オンライン診療が加わることで、今までにない質の高い、効率化された医療が提供できる」と強調。今改定でオンライン診療が保険導入された意義については、「オンラインとオフライン(対面診療)の組み合わせで新しい医療が組み立てられる」と今後の展開に期待感を表明した。


一方、園田愛代表取締役社長は今後の事業展開として、「オンラインメディカルケア」に注力する方針を明らかにした。患者群、有所見群、健康群の各層に向け、ヘルスデータに基づく医療的なアプローチを行うことで、行動変容を促し、重症化を防ぐというもの。スマートウォッチ等を活用して、体重や血圧、歩数など活動状況をモニタリングするなど、ヘルスデータを自身で管理するほか、各種ヘルスデータを医師と共有できる。さらにスマホで医療機関の受診日を予約し、ビデオチャットを通じて医師からのコールで診療(医療相談)を開始できる。園田社長は2017年度経産省「健康寿命延伸産業創出推進事業」(17年10月~18年3月)の結果について、受診者の54%の受診行動に好影響をもたらしたと報告した。

 
※Monthlyミクス4月号(4月1日発行)で、「動き出したオンライン診療」と題し、インテグリティ・ヘルスケア・武藤真祐代表取締役会長のインタビュー記事を掲載します。


 

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