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NTTドコモ dポイントクラブでヘルスケア分野の研究支援 70万人超のデータ蓄積 製薬向けサービスも

公開日時 2025/07/31 04:50
NTTドコモヘルスケアサービス部の南部美貴部長は7月29日のオンライン事業説明会で、同社が構築したヘルスケアパネルを疾患の早期発見・早期治療や製薬企業の治験支援や医療に活用する方針を明らかにした。ヘルスケアパネルは、同社の「dポイントクラブアンケート」から得たデータ。南部氏は、dポイントクラブアンケートの回答協力者が今年7月時点で70万を突破したと明かし、「業界最大級のヘルスケアパネルになった。医学研究に役立てていき、日本におけるドラッグ・ロス/ラグなど社会課題の解決に貢献したい」と語った。

同社ではスマートフォンを通じたヘルスケア・メディカルサービスを展開している。具体的には、①健康管理・改善として歩数管理などを行い疾患の早期発見や重症化予防につなげる、②オンライン受診による医療へのアクセス向上、③個人データ(PHR)を基にパーソナライズされたアドバイス・ケアの提供-などに注力している。さらに、蓄積したヘルスケアデータをAIアルゴリズムによって可視化し、サービス利用者の個々の免疫力やフレイルといったリスクを推定して、健康行動のきっかけづくりの素材として提供している。

◎dポイントクラブアンケートを通じた治験参加者の募集など想定

製薬企業向けのサービスも事業展開している。同社はdポイントクラブアンケートを通じて70万人以上の顧客データを収集しており、「花粉症」、「耳鳴り」など、310以上の項目数に分類されている。これらデータを「匿名化して医学研究や医療の発展に役立てたい」(南部氏)との方針だ。また、NTTグループとして、製薬企業が行う治験施設の選定やモニタリングといった一連のプロセスをサポートしており、dポイントクラブアンケートを通じた治験への参加者募集や、被験者のオンラインを通じた診療支援なども想定している。

南部氏は、「製薬企業に対しては、我々のヘルスケアパネルを活用したサービスを通じて、ドラッグ・ロス/ラグなどの社会課題解決に貢献したい。一方、医療機関や医療関係者に対しては我々のデータを活用して頂くことで、医療・医学の発展に貢献したい」と強調した。
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