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米国発 医用ハイテク眼鏡

公開日時 2013/07/25 05:00

グーグル・グラスではない、医用ハイテク眼鏡の開発が進んでいる。ひとつは色盲者用の眼鏡。もうひとつはさまざまな病気により著しい視野狭窄、視力低下している患者のための眼鏡型アイウェアだ。


色彩調節型眼鏡を開発するのは、O2AMP社。医療専門職のために、皮下の血管を見えやすくするカラーレンズの眼鏡を製造販売している同社は、既製品のOxy-Iso(ピンクのカラーレンズ:医療専門職が皮下の静脈を見やすくする)を, 赤緑色盲患者の色彩調節支援用に適用できるようにした。http://o2amp.com/ 


色盲患者支援への適用は、Oxy-Isoを本来の用途のために使用している医師等の示唆によってはじまったされたもので、同社にとっては言わば副次的活用だ。試用した色盲者からは感動や驚きのポジティブな反響が多数寄せられている一方、「20人に1人程度、まったく効果のみられない」ケースがあるとのこと。これについてO2AMP社の開発担当は「Oxy-Isoは、完全な色盲ではなく、色弱の人には効果があるということではないだろうか」と語っている。


一方、カメラとモニタ内蔵のアイウェアの開発も注目されている。大型のゴーグルのようなeSightは、外側には撮影用のカメラをそなえて、装着しているひとの前方を撮影し、内側には撮影した映像をリアルタイムで映し出すモニターを備えたアイウェアだ。これに画像調節機能のついた外付けのコントローラーを接続して、個々人の残された視野、視力にあわせて画像の位置、角度、大きさ等を調節しつつ使用する。 


黄斑変性、シュタルガルト病、眼球白子症、糖尿病性網膜症、レーバー視神経萎縮、あるいは網膜剥離等により極度に視力が低下、あるいは視野狭窄があるひとのために開発された。


そもそもの発案と開発はファウンダーのMichael Conrad Lewis。多数の特許を有するエンジニアで、成功したシリアル・アントレプレナーである。彼の妻が網膜剥離のために、また実の姉2人がシュタルガルト病のために事実上盲人としての生活を余儀なくされていたため、彼女等にもう一度「自分の目でモノを見る喜び」を味わってほしいと願っ低他ことがeSightアイウェア開発の動機だという。
 


 

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