EMA 2011年事業計画、予算を承認
公開日時 2011/01/20 04:00
欧州医薬品庁(EMA)理事会は2011年事業計画および予算案を承認した。事業計画によると、2011年のヒト医薬品および動物薬の販売承認申請受付予定数を予測、合計で97件(2010年95件)の申請を見込んでいる。内訳は、新医薬品が40件(2010年38件)、希少疾病薬が12件(同年14件)、ジェネリック医薬品が42件(同年41件)。
2011年予算は、対前年比0.23%増の2億890万ユーロ。収入の内訳は、申請料などが1億6100万ユーロ(2010年1億5280万ユーロ)、EUからの出資金3350万ユーロ(同年3910万ユーロ)、EUのよる希少疾病薬基金490万ユーロ(前年820万ユーロ)など。人員増は予定していない。
また、同理事会は、2015年に向けての中期事業計画ともいえる「ロードマップ2015」を承認した。EMAは、公衆衛生ニーズへの対応、医薬品アクセスへの改善、医薬品の安全使用の最適化を事業の3本柱としているが、それを核に2015年までの事業の工程を描いた。予算および「ロードマップ2015」の詳細は1月中に公表される。