富山化学工業、大鵬薬品工業
公開日時 2001/04/03 23:00
4月4日、両社が同日に承認を取得したβ-ラクタマーゼ阻害剤配合の注射用抗生剤YP-14(製品名:ペンモード/富山化学、タゾシン/大鵬薬品)について、タゾシンの1ブランドで富山化学が独占販売することに合意したと発表。両社では、開発製造元:大鵬薬品、開発発売元:富山化学として7月頃の発売を予定しており、ピーク時30億円以上の売上を見込む。同剤は、富山化学が販売しているペニシリン系抗生剤ピペラシン(商品名:ペントシリン)と、大鵬の新規β-ラクタマーゼ阻害剤タゾバクタムとの配合剤。なお、富山化学は同日、ペントシリンについて、80年の発売以来続けてきた三共との共同販売契約を2003年3月末で終了することで合意したことを明らかにした。