５月17日、200１年３月期決算を発表。個別の売上高は、前期比3.2％減の3066億5300万円、営業利益は同15.7％減の172億6400万円、経常利益は13.4％減の179億7000万円、当期純利益は16.8％減の98億9400万円と減収・減益。連結では、売上高は0.2％増の3756億900万円、営業利益は18.2％減の177億1200万円、経常利益は21.2％減の166億1100万円、当期純利益は16.7％減の93億9500万円と売上高で横ばい、利益面ですべて減益となった。医薬事業の連結売上高は0.6％減の1414億円。薬価引き下げや、昨年10月の消化管運動賦活調整剤アセナリンの出荷一時停止が収益に大きな影響を与えた。製品別では、高血圧症・狭心症治療剤コニールが1.3％増の301億円、経口抗真菌剤イトリゾールが67億円（60.9％）増の177億円と伸長。今年３月に上市した抗アレルギー剤アレロックも17億円と順調。今期連結業績予想は、売上高3900億円（3.8％増）、うち医薬品事業売上高1460億円（3.2％増）、営業利益240億円（35.5％増）、経常利益220億円（32.4％増）、当期利益110億円（17.1％増）を見込む。