５月21日、同15～19日に開催された米国高血圧学会第16回年次学術会議で、AⅡ受容体拮抗剤ロサルタン（日本製品名：ニューロタン）の糖尿病性腎症を対象とした大規模臨床試験RENAAL試験の結果が報告されたと発表。同剤は、１日１回投与で、２型糖尿病性腎症患者における透析・腎移植が必要となる末期腎不全への進行など腎疾患リスクを劇的に減少させ、またそれは血圧低下作用とは独立した効果であることが示された。同試験は日本人96例を含む1513例を対象とした国際共同試験で、万有ではこの結果をもとにニューロタンの糖尿病性腎症への適応を2002年に申請する計画。