９月３日、2002年度の業績予想修正を発表。新薬の脊髄小脳変性症治療剤セレジストや高脂血症治療剤ローコールが好調に推移していることや、脳循環代謝改善剤サアミオンが再評価を追い風として売上増を見込めることなどから業績予想を上方修正した。単体の中間期売上高は60億円増の920億円、経常利益は30億円増の155億円、当期純利益は15億円増の80億円を予想。通期では、売上高が100億円増の1820億円、経常利益は55億円増の305億円、当期純利益は25億円増の165億円となる見通し。これに伴い、連結業績も単体と同額増を見込み、中間は売上高950億円、経常利益160億円、当期純利益85億円、通期では売上高1900億円、経常利益315億円、当期純利益175億円に修正。製品別年商予想は、セレジストが46億円から76億円、サアミオンが142億円から157億円、ローコールが65億円から70億円、インフルエンザワクチンが53億円から69億円、Ca拮抗剤のヘルベッサーが49億円から60億円へと、軒並み上方修正された。中間期および期末の配当予想は、１株あたり3円75銭から５円に修正し、年間で10円を予定する。