９月13日、医療用医薬品事業を中核事業として維持することになったとし、ヘルスケア事業部門をバイエル・グループ内に新設する独立会社に移管すると発表。また農薬事業のアベンティス・クロップサイエンス社の買収に伴い、農薬事業も新たに独立会社として発足する計画とした。　高コレステロール血症治療剤バイコールの自主回収直後、同社はヘルスケア事業部門の戦略を再検討し、複数の選択肢を用意すると発表していた。独立会社設立計画の承認にあたり、監査役会と経営委員会は、「医療用医薬品事業は依然バイエル・グループの中核事業であり、株主と社員のために企業価値の向上に大きく貢献できる」としている。　また同日の監査役会では、マンフレッド・シュナイダー社長の後任に、現最高財務責任者（CFO）のヴェルナー・ヴェニング氏を指名した。ヴェニング氏は2002年４月の年次株主総会終了時点で新社長に就任し、シュナイダー氏は監査役会選挙に立候補し、会長候補になる予定。