サントリーが開発中の、アルツハイマー型痴呆治療薬SUN Y7017（一般名：塩酸メマンチン）の日本国内での共同開発と販売提携契約を締結したと発表。SUN Y7017はサントリーが独メルツ社から導入、高度アルツハイマー型痴呆を対象とした後期第Ⅱ相臨床試験を実施。SUN Y7017は、グルタミン酸受容体の１つであるNMDA受容体への拮抗作用を示す特徴があり、神経細胞保護作用によるアルツハイマー型痴呆の症状の進行抑制が期待される。今回の提携により、新たに軽・中等度アルツハイマー型痴呆を対象とした開発を両社が共同で行う。また、サントリーが製造、第一製薬が販売を担当する。