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フォシーガGE比率 発売初月は11%にとどまる 約9割は先発品等からの切替 インテージリアルワールド

公開日時 2026/01/16 04:51
2025年12月5日に発売されたSGLT2阻害薬・フォシーガ後発品の発売初月(12月)の後発品比率は数量ベースで11%にとどまった。フォシーガ先発品は2型糖尿病、1型糖尿病、慢性心不全、慢性腎臓病(CKD)の4つの適応症を持つ一方、フォシーガ後発品の適応症は2型糖尿病のみということが関係しているとみられる。フォシーガ後発品は、約9割がフォシーガ先発品などからの切替えで、残り約1割は新規処方又はメトホルミンなどへの追加処方だった。医療情報分析サービスを提供するインテージリアルワールドが1月15日、独自に運用する統合医療データベース「Cross Fact」のデータを基に後発品比率を発表した。

フォシーガ(一般名:ダパグリフロジン)の後発品は沢井製薬とT’sファーマの2社から発売された。先発品の国内売上は薬価ベースで1000億円を超えており、その後発品ということで切替状況などが注目されていた。

◎規格別の後発品比率 5mg錠は18% 10mg錠は7%

Cross Factからフォシーガ後発品の規格別の後発品比率を見てみると、5mg錠は18%、10mg錠は7%だった。2型糖尿病に対する用法・用量は通常、成人には5mgを1日1回で、効果不十分の場合は10mgに増量できる。この用法・用量が各規格の後発品比率に表れたとみられる。なお、慢性心不全やCKDに対する用法・用量は通常、成人には10mgを1日1回となっている。

◎後発品への切替前薬剤 フォシーガ先発品が9割弱占める ジャディアンスは2%

フォシーガ後発品の処方獲得状況を見てみると、切替処方が約9割だった。切替前の薬剤はフォシーガ先発品が9割弱を占め、次いでSGLT2阻害薬・ジャディアンスだった。しかし、フォシーガ後発品への切替処方のうちジャディアンスは2%にとどまった。フォシーガ後発品の登場が同種同効薬であるジャディアンスにも影響するとみる向きもあるが、現時点では影響はほぼないといえそうだ。

なお、フォシーガ先発品の各適応症の専門診療科ごとの後発品比率は、糖尿病内科18%、循環器内科5%、腎臓内科3%――だった。これに各規格をクロスして分析すると、5mg錠は糖尿病内科20%、循環器内科13%、腎臓内科9%――、10mg錠は同15%、3%、2%――だった。

インテージリアルワールドは、「選定療養など後発品への切替を促進する施策が設けられており、近年では後発品発売から数カ月で後発品比率が80%前後まで上昇する事例が増えている。ダパグリフロジンは初月の後発品比率は比較的低い水準だったが、今後の推移に注目が集まる」としている。
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