バイエル薬品
公開日時 2002/03/31 23:00
アスピリン(一般名:アセチルサリチル酸)が、心筋梗塞、脳卒中、その他の血管閉塞に関わる疾患の再発リスクを低減することが、国際共同研究グループATT(抗血小板療法研究会)によって報告された。ATTの研究グループは、心血管系疾患の病歴を持つ20万人を超える患者を対象にした287件の臨床研究を評価・分析。その結果、アスピリンなどの抗血小板薬の投与が深刻な血管系疾患のリスクを25%余り低減することが明らかになった。具体的には、非致死脳卒中の再発率が25%、非致死心筋梗塞の再発率が34%低減、血管系疾患の死亡率が15%減少した。