日本ケミファ
公開日時 2002/07/14 23:00
11日、日本ケミファの山口一城社長が記者会見、主力品の尿アルカリ化療法剤ウラリットを、今後3~5年で200億円程度の大型品に成長させる考えを示した。高尿酸血症・痛風の治療ガイドライン、尿路結石症の診断ガイドラインが近く策定される見込みで、ウラリットの使用拡大が期待できるという。昨年度の売上は25億円、今期は45億円の見込み。 また、昨年上市したアレルギー試薬オリトンIgE「ケミファ」と測定装置「DiaPack2000」は今年度14億円を予想、今後の検査項目の拡大で3年以内にシェア30%確保をめざすことを明らかにした。現在のアレルギー検査薬市場の主力品は結果が出るのに早くても1時間以上かかるのに対し、オリトンとDiaPack2000は16分と短時間でできるため、検査したその日に治療が可能になっている。さらに、11分で結果が出る装置も開発中だ。