英アストラゼネカ社
公開日時 2002/07/14 23:00
9日、スタチン系高脂血症治療剤クレストール(一般名:ロスバスタチン)に関する14試験の結果を、第73回欧州動脈硬化学会(オーストリア・ザルツブルグ)で発表。他のスタチン製剤と比較して、ロスバスタチンは、欧米および日本の高脂血症ガイドラインの治療目標値に、より多くの患者を到達させることが示された。 アトルバスタチンを対照に、欧州のガイドライン目標値に到達した患者を比較した試験では、12週間の治療で、LDL-コレステロール低下率は、アトルバスタチンの36%に対し、ロスバスタチンは47%と有意に高く、治療目標値に到達した患者の割合は、アトルバスタチン51%、ロスバスタチン82%と上回った。ロスバスタチンは、01年6月に欧米で同時に申請済み。