米ブリストル・マイヤーズ スクイブ社
公開日時 2002/07/14 23:00
11日、開発中の抗HIVプロテアーゼ阻害剤アタザナビルの臨床試験結果が、第14回国際エイズ学会(スペイン・バルセロナ)で発表された。既存のプロテアーゼ阻害剤ネルフィナビルからアタザナビルに切り替えると、患者の総コレステロール、LDL-コレステロール、トリグリセリドの血中濃度が有意に低下したというもの。 ネルフィナビル+ジドブジン+ラミブジン併用療法から、アタザナビル+ジドブジン+ラミブジン併用療法に切り替えたことによって、対象患者のうち、高コレステロール血症(総コレステロールが240mg/dL以上)の患者の割合が32%から10%に、高LDL-コレステロール値(130mg/dL以上)の患者の割合が55%から22%に減少した。アタザナビルは、今年5月に欧州で申請済みで、今年末には米国で申請予定。