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独ベーリンガーインゲルハイム(BI)社

公開日時 2002/07/14 23:00

 5日、開発中の抗HIV薬チプラナビルのフェーズ2試験結果が、第11回国際HIV薬剤耐性ワークショップ(スペイン・セビリア)で発表され、既存の抗HIVプロテアーゼ阻害剤に耐性を示すHIVウイルスを抑制することが報告された。チプラナビルは、世界初の非ペプチド系プロテアーゼ阻害剤(NPPI)で、現在、海外で後期フェーズ2を実施中。過去に複数回のプロテアーゼ阻害剤療法を受けた患者を対象にした試験では、患者は試験開始前の時点ですでに約20種類の耐性変異ウイルスが認められたが、チプラナビル投与開始48週後に患者から分離したウイルスは、チプラナビルに依然として感受性を示した。また、試験開始前に11~20種類の耐性変異ウイルスを認めた患者のHIV量は有意に減少した。 9日、GPCバイテック社とのゲノミクス・プロテオミクス事業提携の成果により、ヒトパピローマウイルス感染症の予防・治療を目的とした新規ターゲット物質を同定したと発表。今後、BI社の研究センターでさらに開発が進められる。ヒトパピローマウイルスは、いぼの原因となる小型のDNAウイルスで、米国だけで約4000万人が感染している。現在の治療法は侵襲を伴うものが多い。 10日、ジェネトロニクス・バイオメディカル・コーポレーション社と、遺伝子治療研究のオプション契約を締結したと発表。アテローム性動脈硬化などが要因となる末梢血管疾患治療を目的とし、治療物質(核酸)の動脈壁内への導入に、ジェネトロニクス社のエレクトロポレーション技術(電気穿孔法)を利用し、その性能を評価するというもの。

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