万有製薬 ニューロタンが脳卒中発生リスクを低下
公開日時 2002/09/09 23:00
万有製薬は6日、降圧剤ニューロタンの大規模臨床試験(LIFE、OPTIMAAL)結果を発表した。このほどベルリンで開かれた欧州心臓病学会で明らかにされたもの。LIFE試験では9193例を対象にした解析結果で、β処断薬アテノロールと比べて脳卒中リスクを25%低下。心房細動を呈する患者324例が対象のサブ解析では49%にまで低下させ、脳卒中予防の有用性が確認されたとしている。今回はじめて発表されたOPTIMAALは、急性心筋梗塞後で心不全等を合併したハイリスクな患者に対する総死亡抑制効果をカプトプリル(ACE阻害剤)と比較したもの。両者に有意差はなかった。