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日医・松本会長 2026年は「改革を実行・推進する」 地域医療を守る決意のもと情熱的な一年に

公開日時 2026/01/08 05:41
日本医師会の松本吉郎会長は1月7日の定例会見で、新年に当たり挨拶し、2026年は25年に決まった枠組みや方向性を受け、「着実にそれらを実行し、推進していく一年になる」と見通した。高市首相が今月中にも社会保障・税一体改革を議論する場として国民会議を立ち上げると表明していることに触れ、「様々な手段で意見を主張していく」姿勢も強調した。26年は、60年に一度の丙午に当たる。””丙”“馬”ともに火の要素を持つことから、迷信により出生率が下がったこともあったが、「別の面から見ると、情熱やエネルギーと捉えることもできる」との見方を表明。自身も午年で年男の松本会長は、「地域医療を守るという強い決意と信念のもと、情熱的かつエネルギッシュな一年にしたい」と意気込んだ。

◎25年は「本当に激動の一年」 参院選から補正予算、診療報酬改定率議論に

松本会長は2025年を「本当に激動の一年だった」と振り返った。参院選では釜萢敏氏を日本医師連盟の組織内候補として擁立。社会保障関係者の中でトップ当選を果たした。「日医連盟として全国を飛び回った」と話し、与党に逆風が吹く中で「当選できたことは非常に意義深い」と述べた。その後半年間で、息つく暇なく、25年度補正予算や診療報酬改定の改定率をめぐる議論へと進んでいった。

診療報酬改定の改定率については、本体3.09%の引上げで決着したが、「公定価格で運営されている医療・介護分野は賃金・物価上昇分を価格に転嫁することができず、経営状況が著しく逼迫しているという窮状を多方面にご理解いただいた」と説明。日医は、賃金・物価上昇への対応を医療費の伸びとは別枠で確保することや、純粋に財源を上乗せする“真水”での対応とすること、25年度補正予算を“発射台”と位置づけることの3点について主張を繰り広げた。松本会長は、「26年度診療報酬改定では別枠、真水、そして発射台の3つの主張に対応した、インフレ下で今後の道しるべとなる極めて重要な改定となった」と述べた。今後、具体的な配分に議論は移るが、「しっかりと医療側として必要な主張を行ってまいりたい」と強調した。

◎医療保険部会「医療現場の状況を知る委員が多く必要ではないか」 OTC類似薬など議論

OTC類似薬の自己負担や高額療養費見直しの議論が行われたことにも触れ、「社会保障審議会医療保険部会の役割が大きくなったと感じている。議論の場には、財政の立場の委員だけではなく、医療現場の状況を知る委員がもう少し多く必要ではないか」とも述べた。

◎日医の会員数は17万8593人 「今年も過去最多を更新できるよう引き続き努力する」

日医の会員数が過去最高となる17万8593人(25年12月1日時点)となったことも報告。「組織強化のため、執行部一丸となって会員数増加に全勢力をつぎ込むとともに、地域医師会の先生方にも多大なるご尽力をいただいた。本年もさらに過去最多を更新できるよう引き続き努力する。会員数だけでなく、会員全体としての力もしっかりと伸ばしていきたい」と話した。

◎箱根駅伝生観戦 「人材育成やサポート体制は、医療にもつながる」

松本会長は、新年に箱根駅伝を9区で実際に観戦したことにも会見で触れた。自身も学生時代に陸上競技に打ち込んだという松本会長は、新年には青山学院が3連覇を成し遂げたが、「選手一人ひとりの力量が素晴らしいのはもちろんだが、毎年部員が入れ替わる学生競技で継続的に成果を残していけるのを拝見すると、指導体制が充実していると思う。人材育成の重要性と指導、サポート体制を含めた厚い選手層が重要であると強く感じる。人材育成やサポート体制は、医療にもつながることではないかと感じている」とも話した。
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