日本ケミカルリサーチ 製造承認申請取り下げ
公開日時 2002/10/14 23:00
日本ケミカルリサーチは10月11日、インターフェロン-α原体の製造承認申請を、共同開発先の扶桑薬品工業とともに取り下げたと発表した。平成5年10月に承認申請したが、他インターフェロン製剤に比べ明らかな有用性が認められないとの指摘を受け、追加データを提出し当局と協議。しかし、有用性の十分な証明に種々の困難を伴い、取得断念を決めた。同原体の販売は03年3月期業績予想で見込んでいないため、申請取り下げによる同期の売上高、営業利益、計上利益への影響はないという。ただ、開発用棚卸資産の整理損、製造設備の除去損として4億6000万円の特別損失経常を見込んでいる。