ベーリンガーインゲルハイム イミュノジェン社と新規抗癌剤臨床試験開始
公開日時 2002/10/21 23:00
日本ベーリンガーインゲルハイムは10月18日、独ベーリンガーインゲルハイムとイミュノジェン社が、独ベーリンガーインゲルハイムの有する抗CD44v6抗体(免疫系抗体の変異形CD44に対する抗体)にイミュノジェン社のDM1TAP(腫瘍活性化プロドラッグ)技術を利用した新規抗癌剤ビヴァツヅマブ マータンシン(bivatuzumab mertansine)の臨床試験を共同で開始すると発表したと伝えた。TAP技術は、正常細胞へのダメージを最小限に抑えつつ、癌細胞を特異的に破壊することを可能にする。DM1は、殺細胞作用を有するマータンシン(mertansine)の誘導体である。独ベーリンガーインゲルハイムは、臨床試験開始にあたり、イミュノジェン社に報奨金を支払い、製品売上に対してはロイヤリティを支払うことになっている。