中外製薬 業績予想を下方修正
公開日時 2002/10/21 23:00
中外製薬は10月21日、中間期と通期の個別業績予想を下方修正した。当初見込みに対し、売上高で中間期12億円減、営業利益は40億円減、純損失は84億円拡大した。連結業績予想も同様に修正した。売上高の減少は、受け取りロイヤリティを営業外収益に付け替えた分が5~6億円、他はOTCが予想を上回る減少となったためで、医療用薬は予想をクリアしている。営業利益の減少は当初予定していなかった研究開発費の増加分が30億円と売上減少分の約10億円。当初から純損失の予想であったが、264億円に拡大するのは、日本ロシュとの経営統合による新人事制度導入に合わせて退職給付会計の処理変更(134億円余)による。 中間期予想(単体) 通期予想(単体) 売上高 958億円( 12億円減) 2275億円(10億円減) 営業利益 110億円( 40億円減) 280億円(50億円減) 経常利益 117億円( 28億円減) 240億円(40億円減) 純利益 △264億円(264億円減) △205億円(70億円減)