扶桑薬品工業 中間純利益で赤字予想
公開日時 2002/10/27 23:00
扶桑薬品工業は10月25日、03年3月期の中間業績予想を修正。売上高 211億8000万円(10億7000万円減)経常利益 8600万円(10億1400万円減)中間純利益 △6億9000万円( - )主力の人工腎臓用透析液の新薬価が長期収載対象となって、前年同期なみの販売量を維持しながら10%近い減収となるなど、薬価引き下げの影響が予想以上に大きい。これを補うため新製品の粉末型透析用剤、人工腎臓用補液の新型などの増販で営業努力を行ったが、売上目標を達成できなかった。加えて、中間期末で総額3億4700万円に上る投資有価証券の評価損、インターフェロン製剤の承認申請取り下げに伴う研究開発用資材処置のための約7億円の特別損失で、大幅な損益計上となった。