ビーンスターク・スノー 母乳と乳幼児アレルギーの関連調査結果発表
公開日時 2002/11/04 23:00
雪印乳業と大塚製薬の事業提携による新会社ビーンスターク・スノーは11月1日、母乳に含まれるリボ核酸およびポリアミンにアレルギーを防ぐ働きがあるという調査結果を発表した。同社は、1989年に母乳成分の分析調査を行い、1995年にアレルギー発症との関連を調べるための追跡調査を行った。その結果、アレルギーを発症しなかった乳幼児は、リボ核酸およびポリアミン濃度の高い母乳を哺乳していたことが判明。リボ核酸およびポリアミンにアレルゲンの体内侵入を抑制する機能があることが明らかになった。母乳調査は、全国各地、17~41歳の乳児出産者、2434名(2727検体)を対象に、追跡調査は、母乳調査対象者のうち、成乳提供者95名を対象に行われた。ビーンスターク・スノーは、10月1日から営業を開始、育児品分野の研究開発・製造・販売を行う。販売商品は、「雪印ネオミルクすこやか」など、育児粉乳や離乳食、ヘルスケア商品。株主資本は30億円。うち2割を大塚製薬が出資している。代表取締役社長は雪印乳業の高野瀬忠明社長が兼任。平成15年度の売上目標は150億円。