鳥居薬品 後発品影響で売上減
公開日時 2002/11/06 23:00
鳥居薬品は11月6日、03年3月期中間決算(単独)を発表。売上高 220億5700万円( 7.9%減)営業利益 47億4700万円(23.4%減)経常利益 48億 500万円(23.3%減)中間(当期)純利益 25億9000万円(23.0%減)主力品の蛋白分解酵素阻害剤「注射用フサン」が、特許期間満了に伴う昨年7月からの後発品発売、また、今年4月の薬価改定の影響で売上が24.5%減少。一方、尿酸排泄薬(痛風治療剤)「ユリノーム」、シート状生物学的組織接着・閉鎖剤「タココンブ」はそれぞれ増加。外皮副腎皮質ホルモン剤「アンテベート」は、従来の軟膏、クリームに加えて7月にローションを追加し、7.8%伸びた。売上高の減少や自社品比率低下に伴う原価増で、売上総利益は12.8%の減。ただ、営業費全般の額、時期見直しで、販売費・一般管理費を5.7%減らすことができた。