第一化学 タンパク質合成で共同研究
公開日時 2002/11/18 23:00
第一化学薬品は11月18日、放射性標識アミノ酸を使ったタンパク質のインビトロ合成について、ポストゲノム研究所と共同研究を開始したと発表した。両社は、放射性標識タンパク質の合成方法を今年中に確立し、来年から合成試験受託や薬物動態試験受託としてビジネス化したい考え。市場規模は数億円と予測している。タンパク質合成に必要な数十種類の因子、酵素類をあらかじめ抽出、精製しておき再び混合させる、「ピュアシステム」と呼ばれる方法で合成。原料アミノ酸として放射性アミノ酸を用いることで、鎖型DNAから放射性標識タンパク質を高純度で合成できる。