武田薬品工業は11月27日、リード化合物創製に高い技術とノウハウをもつベンチャー企業アルバニー社（米国NY）と、リード化合物創製に関する共同研究の実施契約を結び、開始したことを明らかにした。共同研究は、武田からの生理活性を有する化合物の構造情報に基づき、アルバニー社が合成を行い、武田が評価、結果をアルバニー社にフィードバックする。アルバニー社は評価結果に基づき化合物の合成を継続、武田の基準を満たすリード化合物の創製を目指す。武田は、共同研究費のほか、成果に応じたマイルストーン報酬やロイヤルティを支払う。武田の医薬研究本部長 左右田氏は、今回の共同研究により「創薬研究が一層加速することを期待している」と述べた。