財団法人病態代謝研究会は11月28日、02年度の研究助成金等交付者89人を発表した。総額8150万円が交付される。第34回目の今回は、「疾患に関する遺伝子と生態のシステム」をメインテーマに研究論文を募集、537人の応募があった。サブテーマ「common diseaseとその治療薬」「細胞生物学」「構造生物学」――の各分野でそれぞれ、24人、47人、3人の交付を決めた。1件100万円交付する。また、海外留学補助金として研究助成とは別に、15人にそれぞれ50万円の交付が決まった。同研究会は1969年、山之内製薬の寄付で設立。今回を含め2675人に総額17億3990万円を交付した。