ソネット・エムスリーは12月10日、親会社のソニーコミュニケーションネットワーク（SCN）が展開する国内最大の医療情報ポータルサイト「メディプロ／マイメディプロ」を事業統合すると発表した。03年夏をめどに、ソネット社サイトの従来の会員と合わせ医療従事者13万人が加入する新たな巨大インターネットサービスが誕生する。ソネット社はSCNの医療・ヘルスケア分野での企画・運営を目的に00年9月設立。医師と製薬企業のコミュニケーションツール「MR君」の開発などを行ってきた。独自のインターネットサイトで、医師を中心に医療従事者約４万人の会員を持つ。一方、SCNは、ニュース配信などを行う「メディプロ／マイメディプロ」事業に、医師ら約11万人の会員が登録。重複会員を約２万人と見込み、統合で当初会員13万人、03年末には相乗効果で20万人会員を目指す。新生サイトでは、日本の医療情報のほか、提携している海外のコンテンツも活用、サービス強化を図る。医療従事者向けサービスがソネット社に移ることで、SCNのサービスは、医療分野では一般向けのみになる。