厚労省まとめ 調剤薬局4万8000店舗
公開日時 2002/12/16 23:00
厚生労働省は12月16日、「01年度衛生行政報告例の概要」をまとめた。全国の調剤薬局数は4万8252店舗(2001年度末)で年々増加、前年同期(4万6763店舗)から1489店舗(3.2%)増え、9年前の92年度末(3万7532店舗)からは3割近く増えた。薬店などの「医薬品営業許可施設数」は若干減少しており、医薬分業の進展で調剤薬局への移行傾向がうかがえる。都道府県別では、佐賀、山口、広島などで人口当たり調剤薬局数が多く、10万人に対し45ヵ所以上が店を構えるが、埼玉、富山、石川、福井、京都では30店舗に満たない。また、管内に調剤薬局のない自治体は639町村で、92年度(837町村)から2割以上減少した。一方、医薬品等営業許可・届出施設は49万1389ヵ所で、92年度(44万3467ヵ所)から1割増。うち、薬店など「医薬品」の営業許可を受けている施設は15万1401ヵ所で、92年度(15万9527ヵ所)から約5%減った。