厚生労働省は1月17日までに、感染症発生動向調査・03年第２週（１月６日～12日）を発表、全国の医療機関を対象に調べたインフルエンザ様疾患患者は定点あたり報告数18.95で、前年同期（１月７日～13日、定点当たり1.45）の13倍に急増したことが分かった。また、同省が全国の学校での学級閉鎖などの状況をまとめた「インフルエンサ様疾患発生報告・第８報」（１月５日～11日）によると、休校や学級閉鎖を実施したのは冬休み明けのこの週だけで７施設（前年２施設）、累計479施設（同82施設）で、いずれも大幅増。同省結核感染症課は「現時点で判明している分離株はシーズン前に予測されたもので、ワクチンは有効」としている。