日本医薬品工業は１月23日、02年11月期決算を発表。売上高　146億6200万円（17.2％増）営業利益　16億4500万円（71.2％増）経常利益　12億6700万円（101.5％増）純利益　11億5600万円（26.2％増）02年４月の薬価引き下げの影響を受けながら、ジェネリック医薬品（GE品）使用促進策として実施された診療報酬上のインセンティブに加え、国による国立病院などでの採用促進政策、10月実施の老人保健定率負担による患者自己負担軽減目的でのGE品採用検討――といった追い風に乗ることに成功。当初予想（売上139億円、経常利益9億6000万円、純利益860万円）を大幅に上回る業績となった。今期も引き続きGE市場拡大傾向が見込まれることや、薬価改定が予定されていないこと、７月追補収載予定のGE品に大型品が多いことから、売上高171億円（16.6％増）、経営利益16億6000万円（31.0％増）、純利益16億5000万円（42.7％増）を見込んでいる。