大鵬薬品 海外ライセンス山之内に導出
公開日時 2003/01/23 23:00
大鵬薬品工業と山之内製薬は1月23日、大鵬薬品創製のアレルギー性疾患治療薬「アイピーディ」(一般名:トシル酸スプラタスト、開発番号「IPD-1151T」)についてライセンス契約を結んだと発表した。山之内はIPD‐1151Tに関し大鵬から、日本を除く全世界での開発、製造、販売分野の独占的権利を取得する。大鵬は原薬の製造を引き続き行うほか、山之内との共同販促または並行販売の権利を留保する。アイピーディは気管支ぜん息、アレルギー性鼻炎およびアトピー性皮膚炎を適応症として、95年6月発売。間質性膀胱炎、慢性非細菌性前立腺炎への適用拡大に向け、国内で第Ⅱ相臨床試験を進めるとともに、海外での臨床開発、販売について他社への導出を検討していた。