持田製薬 創薬部門独立へ
公開日時 2003/01/27 23:00
持田製薬の持田直幸社長は1月27日に都内で開いた懇親会あいさつで、今年春から総合研究所から創薬研究所を独立させる方針を示した。「応用研究とオーバーラップしていた部分があったが、組織を分けて創薬に専念し、目標、成果を出してもらう。いろいろな機関とアライアンスを組んで、早い段階からライセンス活動を行い導出を目指し、それにより外部の評価を受けることで創薬部門のより効率化を進める」と述べた。また、「日本ではホワイト・カラーでむだな部分が多く、非生産部門を変えていきたい。一人ひとりの社員の能力向上が必要で、仕事の量よりむしろ質やスピードアップを図りたい」と、人員の直間比率見直しを核とした組織改革についても考えを示した。さらに、医薬品事業で、今年度売上45億円を見込んでいる持続性Ca拮抗降圧剤「アテレック錠」の早期年商100億円を目指すなど、今後の事業展開について説いた。