帝人は２月４日、03年３月期の第３四半期までの業績を発表。その中で、通期業績についてこれまでの予想を下方修正した。９ヵ月累積業績（カッコ内は02年３月期通期業績）売上高 6610億6800万円（9234億4600万円）営業利益　246億1000万円（ 294億9600万円）経常利益　146億9100万円（ 178億 400万円）純利益　9億 200万円（　９億7500万円）通期業績予想（カッコ内は02年11月時点の予想比）売上高　8900億円（100億円減）営業利益 320億円（ 20億円減）経常利益　190億円（ 30億円減）純利益 △180億円（250億円減）第３四半期までは当初見通しどおりの業績で推移してきたが、第４四半期は原料価格の上昇によるコスト負担増が予想され、売上高、営業利益を若干下方修正した。また、投資有価証券について株価の回復可能性の低い銘柄の検討を行った結果、03年３月期末に減損処理を実施する見込みとなったことなどから、純利益を△180億円と修正、初めての純損失となりそう。