デンカ生研 03年3月期業績予想上方修正
公開日時 2003/02/23 23:00
デンカ生研は2月21日、03年3月期業績予想を上方修正。売上高 108億円(4億円増)経常利益 23億円(3億円増)当期利益 13億円(2億円増)インフルエンザの流行が昨シーズンと比べ早く始まり、本来なら下期に需要期を迎えるワクチンの売上が下半期には計画を下回る見込み。一方で、ウィルス検出試薬「インフルA・B-クイック・生研」の販売が好調に推移した。売上増に伴う経費増加、情報関連費用の増加などで営業費用は負担増となったが、遊休地の売却などによる特別利益を計上したほか、固定資産の撤去費用が計画を下回り特別損失の計上額が減少する見込み。業績が当初予想を上回る見込みであることから、期末配当金を前回予想の1株12円から20円に、年間配当金を24円から32円に修正した。同社はまた、同日の取締役会で、株式の分割(無償交付)に関し、今年5月20日付で普通株式1株を1.1株に分割すると決議した。現在の発行済株式620万9720株が、62万972株増加し683万692株になる。