クラヤ三星堂 診療録作成支援システム販売へ
公開日時 2003/02/24 23:00
クラヤ三星堂は2月24日、主に無床診療所を対象とした診療録作成支援システム「medks-iChart(メドクス・アイチャート)」を、4月から全国に向け販売すると発表した。患者診療記録を簡単な操作でデジタル化。インフォームドコンセント実現のため患者にも分かりやすいようビジュアル面で工夫をこらした。同社が進める地域医療ネットワークシステム(P-net)との併用で、薬の飲み合わせといった医薬品安全性チェックなど、情報共有による医療機関相互の連携サポートが可能。システム機能は「電子カルテ」と同等だが、「システム導入のしやすさを第一に考えた」(同社)ため、電子カルテの3原則である「真正性」「見読性」「保存性」のうち、保存性は省いた。スタンドアロン版システム16万円、2年目以降の保守料年5万円。初年度300セットの販売を目指す。同社は、メドクス・アイチャートを、P-netでの診療所サイドのクライアント端末として活用したい考え。P-netは今年秋以降の商品化を目指している。