WHO SARSで217人死亡
公開日時 2003/04/21 23:00
重症急性呼吸器症候群(SARS)の可能性があると診断された症例は3861に上り、うち217人が死亡していることが、世界保健機関(WHO)の4月21日までのまとめで分かった。感染症例、死亡者数を過少に申告していた中国・北京での新たな症例が加わった。WHOのまとめによると、累積症例が多いのは国・地域別に、中国1959例(死者86人)、香港1402例(同96人)、シンガポール178例(同16人)など。厚労省によると症例が報告されているほとんどの国は、患者は少数の輸入例で、二次感染は起きていないか非常に限定されているに過ぎないが、北京地域は二次感染が発生しており、WHOは4月11日に北京を「流行地」に追加している。