厚労省の検討会 イレッサ投与「医師、患者とも慎重さ増す」
公開日時 2003/05/05 23:00
厚生労働省の「ゲフィチニブ安全性問題検討会」(座長・松本和則国際医療福祉大学教授)は5月2日、NPOなどから出ていた、同剤の使用中止を求める要望について議論した。要望書を提出した医薬品・治験研究会の別府宏圀代表(都立北療育医療センター院長)が参考委員として出席、「いったん承認を取り消した上で改めて臨床試験などを課してはどうか」と提案したが、出席委員らは「一連の問題が公表され患者は慎重になっている。それでも投与を願う患者、家族もいる」などと、おおむね使用中止には否定的な見解だった。別府氏は「異例の早期承認は