厚労省・インフルエンザ報告 GWも学級閉鎖
公開日時 2003/05/12 23:00
厚生労働省が5月12日までにまとめたインフルエンザ様疾患発生報告・第23週(4月27日~5月3日)によると、全国の学校など3施設でインフルエンザ様疾患のためこの週に休校、学級閉鎖の措置が取られたことが分かった。北海道で2校(休校1、学級閉鎖1)、山形で1校(学年閉鎖)だった。前年同期(10施設)より低く推移しているものの、北日本を中心に依然として患者報告のあることが明らかになった。今シーズンに入って、春休み期間と重なる第19報(3月23~29日)、20報(3月30日~4月5日)の措置施設がいずれもゼロだったが、21報から4施設(昨年同期32施設)、4施設(33施設)と昨年より少なめながら、北海道を中心に報告が寄せられている。これとは別に同省がまとめている感染症週報・第16週(4月14~20日)によると、北海道のインフルエンザ報告数は定点あたり0.73で、全国(0.51)よりやや高め。秋田(3.49)、青森(2.91)、山形(1.23)など東北地方で報告の多いのが目立つ。