日本新薬決算 販管費圧縮などで営業増益
公開日時 2003/05/18 23:00
日本新薬は5月16日、03年3月期決算をまとめた。売上高 529億4200万円(4.7%増)営業利益 43億 600万円(60.9%増)経常利益 40億1400万円(51.1%増)純利益 20億9500万円(2.8%減)販管費削減や工業所有権収益の増加などで営業大幅増益となった。純利益の減は固定資産売却による特別利益が減少したため。急性白血病治療剤キロサイドN注、抗アレルギー剤リボスチン点眼剤、前立腺がん治療剤エストラサイトの売上が増加、新製品のACE阻害剤オドリックも業績に寄与した。今年3月に申請し急性前骨髄球性白血病治療薬タミバロは、1年後の承認を予定。米社から導入した再発・難治性急性前骨髄球性白血病治療薬トリセノックスは、6月の申請に向け準備中。経口鎮痛剤NS-315(塩酸トラマドール)が、術後疼痛とがん性疼痛でP3にある。