三共 抗インフルエンザ薬で豪バイオベンチャーと共同事業化
公開日時 2003/05/27 23:00
三共は5月27日、オーストラリアのビオタ社との間で、三共が開発中の抗インフルエンザ薬「R-118958」、ビオタ社が開発中の同「Flunet」に関して、R-118958を第一の開発候補化合物、Flunetをバックアップ化合物とした共同事業化に関する合意書を締結したと発表した。ビオタ社は抗インフルエンザ薬「リレンザ」を創製し、グラクソ・スミスクラインに導出するなど抗ウイルス剤の研究に強い。今後、両社はライセンス委員会を設立し、開発、商業化を行う第三者選定などを実施し、両剤の価値最大化を目指す。両剤とも1回投与で1週間予防可能な長時間作用型ノイラミニダーゼ阻害剤で、R-118958はフェーズⅠ、Flunetは前臨床段階。