厚労省 ワルファリンカリウムに「警告」追記
公開日時 2003/06/29 23:00
厚生労働省は6月27日、血液凝固阻止剤「ワルファリンカリウム」(一般名)
について、添付文書に「警告」の項を新たに設け、「カペシタビンとの併用に
より作用が増強し、出血が発現し死亡に至ったとの報告がある。併用する場合
は血液凝固能検査を定期的に行い、必要に応じ適切な処置を行うこと」と追記
するよう、日本製薬団体連合会に通知した。
カペシタビンは「ゼローダ」の販売名で中外製薬がこのほど承認を受け、6月
24日上市した抗がん剤。添付文書にはすでにワルファレンカリウムとの併用に
関する警告が記載されている。ゼローダがまもなく市場に出回ることから、併
用の一方であるワルファリンカリウムについても添付文書改訂を求めた。