日本化薬 ミセル化抗がん剤が膵臓がん対象にフェーズ2入り
公開日時 2003/07/17 23:00
日本化薬は7月17日、03年5月期決算を発表した。
〔03年5月期〕
売上高 1234億3100万円(3.3%増)
営業利益 96億9700万円(3.3%増)
経常利益 91億4800万円(1.4%減)
純利益 27億8000万円(5.7%増)
〔医薬事業・03年5月期〕
売上高 351億円(6.2%減)
内がん領域 216億円(6.1%減)
営業利益 61億円(24.0%減)
〔04年5月期予想〕
売上高 1306億円
経常利益 105億円
純利益 47億円
〔医薬事業・04年5月期予想〕
売上高 358億円
内がん領域 212億円
営業利益 53億円
薬価改定(影響率5.8%)、がん領域での競合激化、後発品に押されるなどで
医薬事業は減収減益。ナノテクノロジーをドラッグ・デリバリーに応用し、が
んに効果的に抗がん剤を送るミセル化抗がん剤の研究・開発のスピードアップ
で巻き返しをねらう。第一弾の高分子ミセル化塩酸ドキソルビシン「NK911」
は膵臓がんを対象に7月からフェーズ2に入った。続いて高分子ミセル化パク
リタキセル「NK105」が年内にもフェーズ1に進む。後発品の抗がん剤「カル
ボメルク注射液」をメルク・ホエイから導入し8月に発売する。制癌剤などの
高活性物質の受託製造にも力を入れていく。