山之内製薬 ミカルディス苦戦、第1四半期11億円に
公開日時 2003/07/29 23:00
山之内製薬が02年12月に発売したアンジオテンシン2受容体拮抗剤(ARB)ミ
カルディスの売上が、03年度第1四半期で予想を大きく下回る11億円にとどま
ったことが、7月22日発表した業績概況で分かった。先発ARBのブロプレスや
ニューロタンなどが順調な伸びをみせるなかで、4番目となるミカルディスの
苦戦が浮き彫りになった。
ミカルディスは発売から今年3月までで31億円を売り上げ「順調なスタート」
(同社)を切った。だが、今四半期は急速なブレーキがかかり11億円と低迷。
中間期57億円、通期143億円の予想とはかい離した実績となった。同社は「拡
大するARB市場のなかでシェアを取れなかった」と説明している。中間・通期
の予想は変更していない。
ARBはトップのブロプレス(武田薬品)が34.4%増の225億円、ニューロタン
(万有製薬)も12.4%増の543億円を売り上げるなど好調で、ディオバン(ノ
バルティスファーマ)も「順調に推移」(同社広報)している。それだけにミ
カルディスの不振は際立ち、山之内製薬は戦略目標である「国内シェア6%」
に向け出鼻をくじかれた格好となった。