厚労省 労働者の「持病」約3割
公開日時 2003/08/26 23:00
厚生労働省は8月26日までに、産業労働事情調査をまとめた。医師から診断さ
れた持病があるとする労働者は全体の28.8%(02年)であることが分かった。
前回調査(97年)の31.5%よりやや減った。持病の種類別(複数回答)では、
腰痛25.9%(97年26.4%)、高血圧22.3%(21.1%)などが高い割合。胃腸病
は13.1%(18.0%)で、割合がやや下がった。
また、普段から何らかの健康法を実施しているのは全体の79.0%で、男性(76.
4%)より女性(83.1%)が高い。たばこを吸わないあるいは控える22.9%(9
7年17.6%)、健康食品・栄養剤を摂取19.9%(16.3%)は割合が上昇した一
方、睡眠をよく取るは38.3%で5年前の53.5%から低下した。調査は、民間1
万2000事業所の労働者から抽出した約1万6000人を対象に実施。回収率は72.8%
だった。