厚労省・薬食審部会 2新有効成分の製造承認が通過
公開日時 2003/09/07 23:00
厚生労働省の薬事・食品衛生審議会は9月5日、医薬品第2部会を開き、タラ
ポルフィンナトリウム、ホスフルコナゾールの2新有効成分について製造承認
を了承した。タラポルフィンナトリウムは、がんの光線力学的治療法(PDT)
に用いる光感受性物質で、和光純薬が「レザフィリン」、明治製菓が「注射用
レザフィリン」の販売名で申請していた。
ホスフルコナゾールは、フルコナゾールをリン酸エステル化したプロドラック
で、カンジタ属及びクリプトコックス属による真菌感染症に用いる。ファイザ
ー製薬(現ファイザー)が、「ホスフルコナゾールファイザープロジフ静注液
100mg」「同200mg」「同400mg」の販売名で申請。
このほか、塩野義製薬の「注射用エンドキサン100mg」「同500mg」(一般名:
シクロホスファミド)、同社の「ウテロテキサン注100mg」「同400mg」(メス
ナ)、全薬工業の「リツキサン注10mg/mL」(リツキシマブ・遺伝子組換え)
について、承認事項の一部変更を了承した。