三共 肺がん治療薬で提携
公開日時 2003/09/23 23:00
三共は9月22日、がん治療用抗体の研究開発に関し、バイオベンチャーのオン
コセラピー・サイエンス(OTS)と提携したと発表した。OTSが肺がんの遺伝子
発現解析を実施、それをもとに三共が抗体医薬の研究開発を独占的に行う。共
同研究期間は3年。
OTSは中村祐輔・東大医科学研究所ヒトゲノム解析センター長の研究成果を事
業化する目的で設立、がん治療・診断薬の研究開発を進めている。三共もがん
抗体医薬であるR-161460が開発候補となるなど、各種がんについて遺伝子情報
をもとにした分子標的探索を推進しており、今回の提携で有望な新薬開発を期
待している。