中外製薬 「タミフル」2.4倍の1300万人分
公開日時 2003/10/19 23:00
中外製薬は10月17日、抗インフルエンザウイルス剤「タミフル」について、今
シーズンの供給量を約1300万人分と発表した。このうち、幼小児が対象の「タ
ミフルシロップ」は、1歳~15歳人口の約50%に当たる520人分を準備。残る
「タミフルカプセル」780万人分のうち約60%は、医療機関の必要数量にきめ
細かに対応するため10カプセルの小包装とする。残る約40%は、通常の100カ
プセル包装。
同剤は昨シーズン、品質上の問題から同社が出荷調整。安定供給への懸念から、
医療現場では品薄になった。今シーズンは、全体で昨シーズン(538万人分)
の約2.4倍の供給計画。10カプセル包装が昨シーズンの約3.5倍、100カプセル
包装が約1.1倍、ドライシロップが約7.6倍。