栄研化学 迅速、高精度のSARS検出試薬を11月末に承認申請へ
公開日時 2003/10/20 23:00
栄研化学は10月20日、独自技術の遺伝子増幅法LAMP法を利用してSARSコロナウ
イルスを迅速、高感度で検出する技術(SARS RT-LAMP法)を開発し、同法に基
づく検出試薬を11月末に厚生労働省に承認申請する方針を明らかにした。検出
結果を記録できる測定装置をモリテックス社、テラメックス社と共同で準備中。
検出精度について「実際の臨床検体での精度を検証中だが、従来の方法より改
善されている」と話している。国立感染症研究所と共同で臨床評価中、また香
港中文大学、パスツール研究所などと連携して臨床評価を開始している。